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アジア自由民主連帯協議会設立パーティー

2月14日(火)7時55分配信

【集う】

 □1月28日、東京・有楽町の外国人特派員協会

 ■「中国の体質は変わっていない」

 強圧的な態度でわが者顔に振る舞う隣の大国にも「弱点」はある。民族問題だ。チベット、モンゴル、ウイグル…多彩な異民族を一方的に領土に組み込み、武力で抑圧することをやめない。国内的にも国際的にも中国が最も触れられたくない問題であろう。

 「独裁政権の下で、今もたくさんの人々が虐げられている。自由な発言はできず、好きな神様を信仰することもできない。北朝鮮、ベトナム、ミャンマー、ネパールなどにもそういう人たちがいる。今こそアジアが一丸となって真の自由を勝ち取らねばならない」。アジア自由民主連帯協議会会長に就任したペマ・ギャルポさん(チベット出身)は熱のこもったスピーチで約100人の参加者から大きな拍手を集めた。

 会の中で“いの一番”にやり玉に挙がったのが、1月末に中国四川省のチベット族居住地域で、中国の治安部隊がチベット族のデモ隊に発砲し、死傷者が出たとされる事件である。

 協議会副会長の評論家、石平さん(中国出身)は、チベット人犠牲者へ黙祷(もくとう)をささげた上で、「多くの仲間が殺された1989年の天安門事件を思い出した。殺戮(さつりく)を繰り返す中国共産党政権の体質はまったく変わっていない。アジアの真の民主化は、“中華帝国”の解体から始まるだろう」と口を極めて非難した。

 連帯協議会では今後、各国でアジアの自由、民主化を実現する勢力を結集し、国際社会へのアピールを続けてゆく。会には、北朝鮮による日本人拉致問題や脱北者支援に取り組む人たちも駆けつけた。

 特定失踪者問題調査会代表の荒木和博さんは、「日本が(先の大戦で)中国・国民党と戦ったことが間違いだった。それで弱った国民党が共産党に敗れたために、今日の共産主義による被害をアジアにもたらしてしまった」と毒の利いたスピーチで会場を沸かせた。(喜多由浩)
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