ミャンマー 難民(参考画像)
日本政府は「ミャンマー人難民と近隣タイ人のための住居保全計画」に総額367万バーツの無償資金協力を行うことを決め、12日、在タイ日本大使館で、佐藤重和大使と、タイ・ミャンマー国境の難民キャンプで活動する非政府組織(NGO)「国境共同体(TBC)」のサリー・トンプソン氏が署名を交わした。
TBCは主に難民キャンプに住むミャンマー人難民への住居資材の供給を手がけてきたが、資金不足に陥っている。このため難民は近隣の土地で住居資材を探すようになり、自然資源の荒廃やキャンプ周辺のタイ人住民とのいさかいが起きている。今回のプロジェクトでは、ミャンマー難民と周辺のタイ人住民に竹の育成技術や取り扱い方法などを教えるとともに、竹の植林で住居資材の供給量を増やす計画だ。
【ミャンマー、タイ】