NLD本部を後にする際、支持者に応えるスーチー氏=ミャンマー・ヤンゴンで2012年4月2日、AP
【ヤンゴン杉尾直哉】ミャンマー議会補欠選挙での「圧勝」を受け、民主派政党、国民民主連盟(NLD)の指導者アウンサンスーチー氏が2日、ヤンゴンのNLD本部で演説した。「この勝利は民衆の勝利だ。民衆が国政の主役となる新たな時代の幕開けとなると信じている」と勝利を宣言した。
スーチー氏は「国の平和と繁栄を目指す我々の取り組みに、他のすべての政党が参加してほしい」と語った。初めて下院議員となるスーチー氏を含め、NLDは議会全体の中では1割にも満たない少数派だ。このため、与党や他の民主派政党との対決姿勢を示さず、協調を訴えた。
選挙での「不正行為」については、選挙管理委員会に対し不服申し立てをするというが、NLD圧勝となった選挙自体の正当性は問わない姿勢を示した。
本部前には早朝から支持者が花束を手に詰めかけ、スーチー氏の車が到着すると、興奮状態となった群衆やメディアにもみくちゃにされた。演説中も人々は歓声を上げ続け、スーチー氏を祝福した。
ミャンマーの選管は2日、スーチー氏らNLDの候補者計40人の当選を発表した。
一方、NLDは独自集計した結果として、候補者を立てた44選挙区すべてで勝利したと発表していたが、その後、「当選」としていた上院候補が少数民族政党候補の猛追を受けて接戦になっているとし「勝者はまだ43人」と修正した。
