アンドリス・ピエバルグス
Andris PIEBALGS
ラトヴィア出身(新任)
委員/エネルギー担当委員
[ネピドー(ミャンマー) 13日 ロイター] 欧州連合(EU)のピエバルグス欧州委員(開発担当)が13日、ミャンマーの民主化に向けた動きを視察するため、同国の首都ネピドーに到着した。
3日間の滞在期間中にテイン・セイン大統領らと会談し、2年間で総額1億5000万ユーロ(1億9800万ドル)の経済支援を表明する予定。
同支援ではミャンマーの国際的な孤立からの脱却を助けるため、保健、教育の分野を中心に、民族紛争で難民化した人々や同国の基幹産業である農業に対する援助も行う。
ピエバルグス欧州委員は、13日にはネピドーでテイン・セイン大統領および6閣僚と会談するほか、14日には民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏とヤンゴンの自宅で面会することにしている。
ミャンマーに対しては、軍事政権時代に西側諸国が科した制裁がまだ続いているが、11カ月前の民政移管で発足した新政権がさまざまな民主改革を行ったことを踏まえて、緩和・解除に向けた見直しに着手する。
EUでは毎年4月に制裁の見直し作業を行っているが、今年は、スー・チー氏と同氏が率いる国民民主連盟(NLD)が参加を表明している4月1日の連邦議会補選に注目している。