2月7日(火)16時38分配信
[香港 7日 ロイター] 中国の一人っ子政策に違反して、本土在住の女性が香港で第2子を出産した場合、罰金が科されるという。中国紙が広東省の家族計画当局者の話として伝えた。
罰金の額は明らかになっていないが、同省のウェブサイトによると、「違反者」は最大で可処分所得の6倍に相当する罰金が科される。
一人っ子政策を避けるため、また、香港の居住権を獲得するために、本土から妊婦が殺到していることもあり、香港の産院は9月まで空きがない状態だという。香港は今年、本土からの妊婦が出産できる数を約3万4000件に制限している。2010年に香港で誕生した新生児8万8584人のうち3分の1は、本土からの女性の出産によるものだった。2001年は620人だった。
中国は1979年に一人っ子政策を導入。同政策は近年、緩和されつつあった。