2月20日(月)20時55分配信
【バンコク西尾英之】4月1日実施のミャンマー議会補欠選で、民主化運動指導者アウンサンスーチーさん率いる「国民民主連盟」(NLD)のニャンウィン報道官は20日、政府当局がNLDの選挙集会に公共施設を使わせず、自由な選挙運動を妨害していると非難した。
米国や欧州連合(EU)は対ミャンマー経済制裁解除の条件として補選の自由、公正な実施を強く求めており、政府側は対応を迫られそうだ。
NLDはヤンゴン郊外など3カ所のサッカー場で集会を開催しようとしたところ、地元当局者に利用を拒否されたという。報道官によと、ティンサン・スポーツ相の息子が政権与党から立候補するため、ティンサン氏がNLDの利用に反対し、当局がそれに従ったという。