【新華社徳宏(雲南)】 ミャンマー国境に近い中国雲南省の徳宏タイ族チンポー族自治州で6日、少数民族、チンポー族の女性たちによる国際ミスコンテストが開催された。中国、ミャンマーのほか、米国、インド、シンガポールに住む女性計47人が参加し、パフォーマンスやファッションを競った。優勝したのはそれぞれミャンマーと中国に住む女性2人だった。(新華社記者 陳海寧撮影)
チンポー族雲南省徳宏タイ族チンポー族自治州は6日、チンポー族の最大の祭りである目瑙縱歌祭を迎えた。州中心にあるの広場では、チンポー族の男性の伝統である「剣の舞い」が披露された。1000人が一斉に舞う世界記録を樹立したという。中国新聞社が報じた。
チンポー族はミャンマーや中国の雲南省に住んでいる。ミャンマーではカチン族と呼ばれる。ミャンマー・カチン州における人口は90万人(2001年)、雲南省では13万人(2000年)とされる。チンポー語は、シナ・チベット語族の中のチベット・ミャンマー語派に属する。
目瑙縱歌祭は、「かつて天空に『9つの太陽』が出現して大地が焼けて干からびてしまったとき、人々が多くの鳥を太陽を支配する神のもとに使わした」という伝説にちなむ。
鳥は歌い踊って神を楽しませ「1日に出る太陽は1つだけにしてほしい」という願いを聞きいれてもらうことに成功した。
そのため、目瑙縱歌祭も多くの歌や踊りが披露される伝統芸能の宝庫ともいえる祭りとなったという。(編集担当:如月隼人)