2月10日(金)19時17分配信
【バンコク=石崎伸生】ミャンマーの治安当局は10日、民主改革の一環として今年1月に実施した恩赦の際に釈放した元政治犯の僧侶ガンビラ師を拘束した。
AFP通信などが伝えた。政府関係筋は、ガンビラ師が釈放後、政府が立ち入りを禁じている僧院3か所に鍵を壊すなどして違法に侵入したことが拘束の理由だとしている。
同通信によると、ガンビラ師は同日朝、最大都市ヤンゴンの僧院から事情聴取のため連行された。ガンビラ師は07年の民主化要求デモを主導して逮捕され、禁錮68年の刑を受けていた。