3月13日(火)21時34分配信
【ヤンゴン=深沢淳一】ミャンマーで4月1日に行われる連邦議会補選に立候補しているアウン・サン・スー・チーさんは12日、首都ネピドーの議会棟を初めて訪れ、下院の議事を興味深そうに傍聴した。
スー・チーさんは、自ら党首を務める国民民主連盟(NLD)の候補者として、ヤンゴン近郊の下院選挙区から出馬している。議会傍聴はトゥラ・シュエ・マン下院議長の招待で、スー・チーさんは1時間にわたって議事を見守り、同氏や上院議長とも会談した。
補選は、上下両院と地方議会の計48議席を対象に行われる。スー・チーさんは全選挙区に候補者を立てたNLDへの支持を固めるため、少数民族地域などを精力的に遊説しており、11日には南東部のモン州で演説し、1万人以上の聴衆を集めた。