26日、ツツ元大主教(左)とヤンゴンの自宅で会談するアウン・サン・スー・チー氏(共同)
南アフリカのノーベル平和賞受賞者ツツ元大主教が26日、ミャンマー最大都市ヤンゴンで同じ平和賞受賞者のアウン・サン・スー・チー氏と同氏の自宅で会談した。両者は人権問題などについて話し合ったとみられる。
ツツ元大主教は南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離)撤廃運動の精神的指導者として知られ、1984年にノーベル平和賞を受賞。93年にはミャンマーの軍事政権下で自宅軟禁状態にあったスー・チー氏釈放を求める声明を他の平和賞受賞者と連名で出した。
スー・チー氏は91年に平和賞を受賞したが、授賞式に出席できず、昨年、受賞演説を行った。(共同)