官民連携でミャンマー支援、難民キャンプで技術指導
Video Link ; http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20130220-00000013-jnn-int
ミャンマーの民主化進展を受け、隣国のタイで暮らす難民の間では本国への帰還を望む声が高まっています。こうした中、日本政府と日本企業が帰還後を見据えた支援に乗り出しています。
「ミャンマーからの難民が暮らすキャンプで、日系企業に勤めるタイ人のエンジニアらが難民に対してエンジンに関する技術指導を行っています」(記者)
エンジニアの話に熱心に耳を傾ける難民たち。ミャンマーで農業用などに広く使われている汎用エンジンの構造について学んでいます。日本政府の資金で、7つのキャンプに訓練施設を建設することになり、タイに工場を持つ日系企業2社も講師としてエンジニアを派遣しています。
「じゃあまず、この部品を取り外してください」(ホンダのエンジニア)
ミャンマー難民の間では今、民主化が進む本国への帰還を望む声が高まっていて、将来、難民が帰国した後に、安定した生活が得られるよう、技術を身につけてもらうのが目的です。
「このエンジンに関する知識と技術を習得できれば、ミャンマーでは田んぼでも工場でも役に立つと思います」(受講したミャンマー難民)
今後、およそ630人の難民がパソコンの操作や機械メンテナンスの講習を受けることになっています。日本政府による官民連携の取り組みは、難民の自立促進にもつながると期待されています。