180人死亡、1万千人超ケガ 四川省地震
中国・四川省で20日に起きた地震では、これまでに死者は180人となっている。被災地では、余震を恐れ、多くの住民が、屋外で不安な夜を過ごした。
国営の新華社通信は、これまでに180人が死亡、行方不明者が24人、ケガ人は1万1227人と伝えている。
震源地に近い雅安市内では多くの家屋に被害が出ていて、頻繁に起きる余震で家屋の倒壊を恐れ、大勢の住民が路上や小学校の校庭などで夜を明かしていた。
一夜を明かした男性「家で寝ようと思ったけど、夜中に余震があって怖くなって。とても心配で、夜中の3時にここに来ました」
最も被害の大きい地域につながる道路が崩落していることなどから、雅安市内は被災地に向かう車で大渋滞が起きている。
20日に被災地に入った李克強首相は、復旧活動の指揮にあたり、21日も病院などへ負傷者の見舞いに訪れる予定。