来日中のミャンマー最大野党の国民民主連盟(NLD)党首アウン・サン・スー・チー氏は18日、谷垣禎一法相と法務省で会談し、司法関係者の人材育成に支援を求めた。
スー・チー氏はミャンマーの民主化について、「法の支配の確立が重要」との認識を強調し、そのための人材育成や教育水準の向上について、日本政府に協力を要請した。谷垣法相は「法務省には東南アジア諸国などで人材育成を支援した経験もあり、協力していきたい」と応じた。
また、受刑者の作った小物入れやショルダーバッグなどを指して、谷垣法相が「受刑者の技術向上に取り組んでいる」と説明。スー・チー氏は「法の支配の下では罪を犯した者への保護も重要」と、日本の刑務所の取り組みを高く評価した。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20130418000087