2月11日(土)18時38分配信
【カイロ=大内清】イランのアフマディネジャド大統領は11日、首都テヘランで演説し、核兵器開発が疑われる同国の核問題について「数日中に非常に重要な成果を発表できるだろう」と述べた。発表内容の詳細には触れなかった。
また大統領は「(核問題の)解決には交渉しかない」と、中断している国連安全保障理事会の5常任理事国にドイツを加えた6カ国との交渉再開に前向きな姿勢を表明、一方で「(核開発停止に向けた)圧力には屈しない」とも強調した。
同問題では、欧州が1月にイラン産原油の禁輸を決定、イラン側が原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡の封鎖をちらつかせるなど、緊張が高まっていた。