2010年度の外国からの直接投資額(認可ベース)は約200億ドル(約1兆5千億円)と過去最高。同年度のみで1989―09年度までの21年間の累計額を超えた。92%が石油・天然ガス、電力分野への投資。国・地域別では中国(約83億ドル)、香港、タイ、韓国が全投資認可額の約98%を占めた。日本は714万ドル。投資の利点には豊富で安価な労働力、東南アジアや中印両国に通じる地理的重要性がある。資源では、石油などのほかレアメタル(希少金属)開発の可能性も秘めている。欠点は、複雑な許認可制度や送金規制、電力不足が挙げられる。
(2012年1月20日掲載)