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ミャンマーが4月から管理変動相場制、影響は限定的

 3月28日(水)15時35分配信
[28日 ロイター] ミャンマー中央銀行は28日、通貨チャットについて4月1日付で管理変動相場制を導入すると発表した。

また、エネルギー省高官は会議で、現在採用されている複数の相場制から、統一された相場に移行するとした上で、「現在は1米ドル=800チャットの相場を用いているが、4月からさらなる調整が行われる」と述べた。

現在のチャットの公式レートは1米ドル=6.4チャットだが、広く利用されている非公式レートは高官が言及した800チャットに近い水準となっている。

このため、アナリストは移行による影響は限定的と指摘している。ただ、公定レートを利用している国営企業や国営機関にとっては打撃となる。

民間銀行の関係者は先週、ロイターに対し、新たな管理相場制での許容幅は上下2%になると述べていた。

新たなレート設定には民間の11銀行が関与。為替市場での需給を勘案して決定するという。

チャットの非公式レートは2009年に、木材、エネルギー、宝石セクターへの外資流入により同1000チャットを超える水準から急上昇していた。
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