3月28日(水)18時33分配信
[ヤンゴン 28日 ロイター] ミャンマーのタン・テー・エネルギー相は28日、国内9カ所にある内陸の油田・ガス田の権益を、外国企業7社およびその国内提携先に付与する準備を進めていると明らかにした。
同相は「1次入札の終了により、追加の入札を順次実施する」とも述べたが、現時点ではどの鉱区が対象になるか決まっていないとした。外国企業は鉱区の権益取得に向け、国内エネルギー企業の少なくとも1社と提携関係を結ぶことが義務付けられている。
同相は「油田とガス田探査と生産のノウハウを共有し、国内企業も財務面でメリットを享受することが目的」と述べた。
エネルギー省当局者によると、ミャンマーは現在、原油を日量1万9600バレル、天然ガスを日量14億7500万立方フィート生産している。可採埋蔵量は内陸油田が1億0400万バレル、海底油田では3500万バレル。天然ガスは内陸で4100億立方フィート、海底で11兆フィート。
ミャンマーではこの日、昨年の民政移管後初めて、石油産業による主要な会合が開かれた。