3月30日(金)21時27分配信
来月1日に国会の補欠選挙が行われるミャンマーで30日、民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チーさんが、世界中のメディアが詰めかける中、自宅で投票前最後の会見を行い、与党側が不正を行っているとして、「自由で公平な選挙とは言えない」と批判した。
スー・チーさんは、「この2~3か月で起きたことを考えると、自由・公平な選挙とは言えない」と述べ、選挙期間中、自らが率いる政党のポスターが破られたり、候補者が殴られるなどの妨害があったりしたと指摘、多くは与党側によるものだと批判した。
自由で公平な選挙が行われるかが焦点となる中、スーチーさんの発言は、改めて与党側をけん制する狙いがあるものとみられる。
一方、選挙活動中、各地で熱狂的な歓迎を受けていることについては、「人々の政治プロセス参加への意欲に勇気づけられている」と述べ、改めて国政参加への意欲を示した。